100円払うことを渋っても、100万円はすぐに支払うアジア富裕層の金銭感覚とは

アジアの富裕層は、いわゆる「日本のお金持ち」とは全くもってお金の使い方が違う。買い物一つにしても、金額で決めるのではなく、それが持っている「価値」で判断する。なんでもかんでも気前よく買い物をする日本人富裕層と違い、アジアの富裕層は、たとえ100万円する商品であっても、それがその金額に見合う価値があるのであればすぐに購入するが、逆にたとえ100円でも、その価値がないと判断したら絶対に払わない。

ある方の知り合いの富裕層は、200円のマウスを買うのにあれこれ思案し迷っていたそうだ。彼らは、価値がないものに関しては1円でも出すことはない。逆に価値があれば100万円でも1,000万円でも買う。

価値があると思えば銀座で一晩100万円をパーッと使うこともある。実際に、弊社の「Ginza Bar Hopping」という商品が富裕層に人気なのもうなずける。一方で100円ショップで真剣に品物を厳選することもある。高いから買わない、安いから買うのではなく、必要があり価値があると思うものしかお金を払わないのがアジア富裕層の特長だ。

日本にも、「生き金」という言葉がある。アジアの富裕層はこの「生き金」に対する執着がとても強いように感じる。いかに「生き金」を使うかを常に真剣に考えており、次につながらない「死に金」は一切使わない。しかし価値のあるものや人とのつながりを強めるような、次につながる「生き金」ならば、金額の多寡にかかわらず思い切りよく使う。

たとえば、あなたがレストランで食事を食べ終えて会計に向かうと、「もういただいております」と言われたとしよう。入ったときに偶然知り合いがいて、挨拶してその人が一足先に会計した際、あなたの分まで支払って行ってくれたのだ。あなたはもちろん恐縮して、すぐにお礼の連絡をするだろうが、その人に対する感謝とともにずっと忘れられない記憶となり、その人に対する好印象は生きている間続くことになるだろう。

こんなエピソードもある。ある投資アカデミーの代表がレストランに入ったら、その会社の投資セミナーに参加している生徒の1人が同じように食事をしていたそうだ。ところがその代表が食事をし終えて会計すると、もう済んでいるとのこと。なんと、そのセミナー参加者の方が払ってくれていたのだ。

本来ならその代表はセミナーの講師ですから、立場としては奢るほうであろう。ところが逆に参加者の方が奢ってくれたわけだ。代表はその生徒に「どうして払ってくださったのですか?」と聞いたところ、その生徒は「先生は、お金持ちになりたければとにかくギブ&ギブが大事だと言われましたね。私はお金持ちになりたいのです。ですから先生に奢らせていただきました」と答えたのだ。これにはその代表も驚くとともに、今後は自分も自分よりお金持ちの人、立場が上の人に奢るようにするようにしたそうだ。なぜなら、そうすることでその人に近づくことができ、覚えてもらい、強い縁を築くことができるからだ。

このように、富裕層の人たちのお金の使い方の基本はひとつだ。すなわち、自分にとって価値があると思うものに対してはお金を使う。その金額に見合う価値がないと思ったときには絶対に使わない。価値基準を値段の高い安いではなく、自分の価値観で判断する。当然、自分の中で価値基準、価値判断ができなければならない。

富裕層ビジネスをしていくうえで、絶対に抑えておきたいのがこの富裕層の金銭感覚である。

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