北海道経済産業局によるシンガポール富裕層向け試食会が開催

経済産業省北海道経済産業局では、食の輸出事業を推進しており、その一環として平成31年2月25日(月)に富裕層の多いシンガポールで「北海道・十勝試食商談会」を開催する。本試食商談会では、現地のミシュランガイド星付きレストランの調理師ら11店・11名が十勝の食材を使った和洋のアラカルトメニューを調理して、現地の高級レストランの食材調達決定権を持つ調理師(30名程度)に振る舞うことにより、十勝の食材が持つ価値を伝えていく。

実は、経済産業省北海道経済産業局では、富裕層の多いシンガポールへの十勝の農産物輸出拡大事業の第1弾として、昨年8月に、現地からミシュランガイドで星を獲得したレストランの調理師ら12店・13名を招へいし、十勝の産地を巡る食産業ツアーを開催していたのだ。ツアーでは、畑で収穫された農産物を「⽣」で試⾷するなどし、⼗勝産農産物の価値を伝えた。ツアーに参加したシェフは、「スイートコーンはシンガポールにも出回っているが、⽣で⾷べたのは初めて。⽣で⾷べてもこんなに⽢いものとは知らなかった。」といった感想や「シンガポールにも⽇本産の農産物はあるが、質のいいものを持ち込めるかが重要。⼗勝のものは⾮常に⾼ い品質のものが多いのが分かった」といったコメントや「⽣産者から直接説明を聞けたのは良かった。⾃分のお客さんにも⾃信を持って⾷材の説明ができる。」など、各調理師から、十勝の食材の価値が高く評価され、実際に、じゃがいも、スイートコーン、山わさびなどの商談成約につながった。

今般の試食商談会は、この事業の第2弾として、昨年8月に招へいした調理師が、十勝の食材が持つ価値をプロの技で引き出して伝える「調理師 to 調理師」の取組だ。また、十勝の事業者も渡航し、農産物の魅力や生産にかける思いをプレゼンし、シンガポールの高級レストランにおける十勝の食材利用促進を図っていく。

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