中国のお金持ちがたくさんいそうなイメージがある「香港」。
実際に、香港には富裕層が多く、人口の12人に1人はお金持ちと言われています。
今回は、香港の富裕層についてご紹介していきいます。
香港の富裕層(1000万香港ドルの資産保持者)は12人に1人
2021年現在、香港の富裕層の実態調査で、香港の資産が1,000万香港ドル(約1億4,000万円)を持つ資産家が、51万5,000人を越えることがわかりました。これは香港全人口の12人に1人が富裕層であることになります。
また、世界上位の富豪が暮らしている都市のランキングでは、香港は2位に位置しており、世界的に見ても富裕層の多い都市であることが示されています。
香港の富裕層の分布と地域
世界的にも有名な大富豪都市の香港ですが、どんな人が富裕層になっているのでしょうか?
調査では、性別、年齢、定職についているかどうかをリサーチしたところ、男性54%、女性46%、男性の平均年齢が60歳、女性は61歳だった。定職を持っていない資産家は6割、持っている人は4割。
男女差はほとんどなく、年齢は60歳前後、資産家も資産家じゃない方もお金持ちである結果でした。
高所得の富裕層が住んでいる地域については、新界・香港島・湾仔・九州城などがあります。
特に香港島は5人に1人が1000万香港ドルを保有する富裕層であり、人口密度で考えると最も富裕層が多い地域です。
香港の富裕層が資産を残せる理由とは
香港の平均給与所得額は、日本よりも低いといわれています。また、香港は日本よりも物価が高く、平均家賃も日本よりはるかに高い場所が多いです。
では、香港の富裕層はどうやって資産を残しているのでしょうか?
理由の1つは、香港では両親と暮らすのが一般的なため、物価が高くても生活費はあまりかからない傾向があるようです。給料が高くなくても、出費が多くなければお金が貯まりやすくなるのは当たり前ですよね。
理由の2つ目は、投資や金融の商品が充実している点です。
リターン率も高く、手数料や税金が安かったりかからなかったりするので、香港は資産運用をしやすい都市であると言えます。
まとめ
香港の富裕層についてご紹介いたしましたが、いかがでしたか?
一般的に日本よりも所得が低く物価が高い香港ですが、12人に1人が富裕層といわれており、世界的に見ても裕福な都市だというのはおもしろいですよね。
アジア富裕層マーケティング総合研究所では、香港の富裕層に関する問い合わせを随時受け付けています。気になる方は、お気軽にお問い合わせください。
参考:香港経済新聞「香港は12人に1人が資産1億円以上の億万長者10万人以上増え過去最高」
https://hongkong.keizai.biz/headline/1596/