ブータンの富裕層の特徴|ブータンのお金持ちは誰?

幸福度No.1といわれている国「ブータン」。ブータンは、ヒマラヤ山脈東部にある王国で、北は中国、南はインドに挟まれています。

ブータンが「幸福の国」と呼ばれている理由は、医療や教育が無償で受けられる福祉の手厚さや信仰心が高いからといわれています。

では、そんなブータンにはどんな富裕層がいるのでしょうか?今回は、ブータンの富裕層が住む高級住宅地やブータンで1番のお金持ちは誰なのか、ご紹介いたします。

ブータンとはどんな国?お金持ち?貧乏?

では、まずブータンについて簡単にご紹介いたします。

ブータンはアジアの国の1つで、「国民総生産(GDP)」ではなく「国民総幸福量(GNH)」を重視しています。

国民総生産(GDP)とは「一定期間内に国内で生み出されたものやサービスの付加価値」、国民総幸福量(GNH)とは、その名前の通り「国民全体の幸福度(精神的な豊かさ)」を示す尺度です。

国民総幸福量を基本とした国づくりをしているからこそ、医療や教育が無償で平等に提供する政策をとっています。

これによって、たとえ裕福でなくてもきちんと食事ができて、住む場所があって、着る物があるというだけで「幸せ」だと感じているようです。

しかし、多くの子供は学校に行けず、文字の読み書きができないブータン人や貧困層が多いのも事実。世界銀行からは低中所得国と分類されており、「お金持ちが多い国」ではないことは明らかです。

ブータンの富裕層が住む高級住宅地「ティンプー」

ブータンの中で富裕層が住む高級都市はどこかご存知ですか?
最も高級都市として知られているのはブータンの首都である「ティンプー」です。

その中でも、西側に位置するモティタン地域は高級住宅が並んでいるエリアで国会議事員の公邸も建っています。また、ブータンの動物であるターキンを保護しているモティタン動物園もこのモティタンエリアにあります。

現在、ティンプーには伝統的な一軒家ではなく、集合住宅の建設が進んでおり、高級ホテルやマンションもあります。
観光にもぴったりな場所なので、ぜひ一度訪れてみてください。

ブータンで有名なお金持ちは誰?

ブータンで1番のお金持ちといわれているのは「Dasho Tobgyal Dorji」さんです。
Dasho Tobgyal Dorjiさんは、5つの会社を経営している実業家で、その他にも13社の取締役員も務めています。

Dasho Tobgyal Dorjiさんは、現在、ブータン王国最大といわれている民間ベンチャー「タシグループ」も所有しています。そのタシグループでは、タシ航空や銀行など40社以上のビジネスを展開していることからも、そのトップであるDasho Tobgyal Dorjiさんのリッチさは想像できます。

まとめ

幸福度の高い国として知られているブータンですが、国全体で見るとまだまだ発展途上です。経済的に見ても貧しい国というイメージですが、都市では高級住宅街や高級ホテルなどの建設も進み、これからもっと発展していくことが期待できます。

アジア富裕層マーケティング総合研究所では、ブータンの富裕層に関する問い合わせを随時受け付けています。気になる方は、お気軽にお問い合わせください。