シンガポールの富裕層との会話 その1

シンガポール人富裕層とお話することが事業構造上よくあります。

ご存じの通りシンガポールという国は金融大国、外資導入で大成功した国ですから、自らが資本家となった今常に投資先を求めて情報入手しようとしているのがうかがえます。数年前まではなにをいってもシンガポールの不動産を購入するのがもっとも割のいい投資だったといいます。そういう意味では日本の高度成長期と同じかもしれませんね。
とはいうものの、最近ではその傾向に陰りが見え始めていることも彼らは察知しています。そこで新たな投資対象のひとつとなっているのが日本、なのです。

ある人は日本の不動産に投資し、またある人は日本に会社を設立し日本ブランドのライセンスをシンガポールに導入するようなことを始め、とこの流れは止まりそうもありません。個人的な相談で多いものが教育です。特に大学教育。シンガポール国内で大学生になるのはとても難しいことですから、いきおい留学が多くなるわけです。今はオーストラリアに留学するケースが目立ちますが、英語教育も取り入れた大学(もはや当然か)が増えれば増えるほどシンガポール人富裕層ファミリーを日本として取り込むことができます。日本語、英語、中国語を話せるビジネスマン、ビジネスウーマンは価値高いですね。