アメリカが世界で最も裕福な国であることは周知の事実だが、2番手に中国、3番手に日本と続いている。
しかし富裕層人口をランク付けすると、インドが一気に順位を上げてくるというはご存じだろうか?
世界的の私有財産は約215兆ドルと推計されており、純資産額が100万ドルを超える富裕層は約1,520万人いるとされている。なかでもインドだけにフォーカスすると、富裕層人口は約33万人。そのうち2万人は純資産額が1,000万ドルを超える億万長者であるというのだ。
さらに、インドは億万長者を生みだすという点でもとても優れている。
インドには億万長者が119人が居住しており、米国の737人、中国の249人に次いで世界の三番手に位置している。ユニコーンクラブ(10億ドル企業)の事業が拡大すると、事態は加速していくだろう。
AfrAsia Bankによると、多数の起業家が生まれているというだけが、インドにおける富の増産を促す唯一の要因ではないという。 IT、ビジネスプロセスのアウトソーシング、不動産、ヘルスケア、メディアセクターに対する優れた教育システムと堅調な見通しというのも重要な要素となっている。インドのシリコンバレーともいわれるバンガロールには世界中から企業が進出し、日系企業も多く存在している。
今後10年間で注目される上位10都市に、コロンボ、プネー、ハイデラバード、バンガロール、ムンバイ、デリー、コルカタ、ホーチミン市(ベトナム)、杭州(中国)、ポートルイス(モーリシャス)と、インドの都市が大半を占めている結果となっているが納得だ。
世界の富は今後10年間で50%増加し、2027年には321兆ドルに達すると予想されている。インドは今後10年間で富裕層が200%増加する見込みだが、その予想が大きく外れるということはないだろう。
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