始まったアジア富裕層のオフショア卒業

写真:©Adobe Stock
クレディスイスは、シンガポールと香港をオフショアセンターとして資産の獲得競争を繰り広げたアジアの主要都市を、マニラやジャカルタ、上海などの都市に軸足を移している。

アジアで成長するオンショア資産を開拓したいプライベートバンクは、アジアでの資産総額よりも、アジア各国での積算額を重視する必要があるとしている。クレディスイスではアジアの主要11都市でそれぞれで100億ドル(約1兆1000億円)以上を目標としている。

一方で、オフショアセンターであるシンガポールと香港に注力してきた。クレディスイスと同様にプライベートバンク機能を持つライバル企業は、アジアでの事業を拡大しており、業界リーダーのUBSグループは富裕層資産3,830億ドルを運用管理しているという。市場の富裕層資産は2025年まで、年平均で10%の成長が見込まれている。主にシンガポールと香港に集中するオフショア資産は同期間に年6~7%の伸びとなる見通しだ。

参照:Gulf News

ルート・アンド・パートナーズでは東南アジアや欧米豪の富裕層をはじめ、富裕層マーケティングリサーチや富裕層を顧客とすることを目指した企業に対する多方面の戦略コンサルティングオプションを保有しています。詳しくはルートアンドパートナーズへお問合せください。

関連記事

  1. 台湾・馬祖(マソ)島のカジノ計画とは

  2. インドネシアにある日本人会とその概要と特色

  3. カンボジアでのクールジャパン

  4. マレーシア

    ルックイースト精神が残るマレーシア富裕層攻略のカギは現代版の「開国」

  5. 超富裕層マレーシア人の約43%が海外不動産への投資に関心

  6. ヒューマングループ、現地富裕層向け保育園をジャカルタに開設