写真:©伊織
出産祝いで重宝するギフトの一つにタオルやブランケットがある。なかでもデリケートな新生児を包むものということで、国産の高品質なものを貰うととても嬉しいものだ。その流れは日本だけでなく、台湾や中国にも波及している。
日本産の今治タオル取扱店の伊織(松山市)は、台湾や中国でタオル専門店を展開する。台湾の書店大手「誠品書店」と組み、まず6月に台北市内に海外1号店を開業した。ライフスタイルにこだわりを持つ富裕層をターゲットとし、年内にも台湾や香港を含む中国で複数の出店を計画する。伊織は愛媛県内のほか、東京や大阪など全国でタオル専門店21店舗を展開する。近年、台湾からの観光客の来店が増え、「台湾でも購入できないか」といった問い合わせが多かったことから今回の出店に踏み切った。
伊織は主に愛媛・今治で生産した商品を供給する。関税などの関係から、販売価格は日本国内より3~5割高くなる。例えばバスタオル1枚は平均5000~6000円となるため富裕層が対象となるが、需要の高さから、年内にも台湾での複数出店や香港を含む中国への進出も計画する。出店形態は、誠品書店内の専門コーナーとしての展開など柔軟に検討している。
参照:伊織
ルート・アンド・パートナーズでは富裕層向けホテルのアレンジをはじめ、富裕層マーケティングリサーチや富裕層を顧客とすることを目指した企業に対する多方面の戦略コンサルティングオプションを保有しています。詳しくはルートアンドパートナーズへお問合せください。