中国に次いで人口の多い「インド」。世界を動かすともいわれているインドの富裕層にはどんな人がいるのでしょうか?
今回は、インドの富裕層の年収や職業についてご紹介いたします。
インドの富裕層は「西部マハラシュトラ州」に集中
インド国内の富裕層は西部マハラシュトラ州に集中しています。
インドには年間収入が100万米ドルを超えるいわゆる「百万長者」が41万2,000世帯存在し、その中の5万6,000世帯はマハラシュトラ州に集まっているようです。
マハラシュトラ州は経済の規模も大きく、インドの国産総生産の16%はマハラシュトラ州が占めています。
また、インドの富裕層の割合は、2005年で約700万人、2014年で1700万人、そして2025年には富裕層が3300万人を突破するといわれています。
参考:NNA ASIAアジア経済ニュース「インドの富裕層は41世帯、マハ州が突出」
https://www.nna.jp/news/show/2165933
インドの富裕層の年収
インドの平均年収は、日本円で約160〜180万円。対して、富裕層の年収は1,000〜1,500万円を超える方もいて、大きな経済格差が存在しています。
「年収1,000万円って日本ではちょっと裕福なくらい?」と思うかもしれませんが、日本よりもかなり物価の安いインドでは、1000万円もあれば超裕福な暮らしをすることができます。
国内総生産が世界でもトップクラスの国ですが、平均年収は低めの理由はこのインド国内の経済格差によるものと考えられます。
インドの中間層と呼ばれる人の年収は160万円〜1,000万円と幅広いのもインドの特徴です。
インドの富裕層の職業
インドの富裕層が就く職業には何があるのでしょうか?
インドで高収入といわれる職業には以下のようなものがあります。
- 企業の執行役員
- 大事業主
- 政治家
- 専門職
- 外資系企業
インドはIT大国なので、IT系の仕事はある程度の収入が得られます。そのため、中間層のインド人はIT企業への就職を目指す人も多くいます。
まとめ
14億人いる人口の中の1%の超富裕層が国の半分以上の経済を回しているインド。インドの富裕層や経済格差はこれからどのように変化していくのか楽しみですね。
アジア富裕層マーケティング総合研究所では、インドの富裕層に関する問い合わせを随時受け付けています。気になる方は、お気軽にお問い合わせください。