教育制度について
国家教育省
6・3・3・4制
7歳~15歳(小学1年生~中学3年生)
【2学期制】
1学期:7月~12月
2学期:1月~6月
(学期制はしばしば変更される)
教育概要・特色
インドネシアの教育は、基本的には国家教育省が一括管理しています。
義務教育は小学校6年間と中学校3年間ですが、就学率ほぼ95,71パーセントの小学校に対し、中学校は首都のジャカルタ特別州、大都市周辺で同レベルとなっているものの、地方ではまだその域には達していません。
政府は2008年までに中学校までを完全義務化する計画でしたが、現実には日本のような完全な義務教育制度化にまでは至っていません。
また、ジャカルタ特別州は義務教育を現行の9年から高校を含めた12年に延長するとともに公立高校の授業料を無料化を段階的に導入し2015年度中の完全実施を目指していますが、現在まではまだ達成されていません。
公立学校
と呼ばれています。
小学校では一般的な教科を学習しますが、中学校では技術や工業、農業などの実技の習得が多くなっているようです。
学習言語はインドネシア語、第2言語として33州の各地の言語と英語も学ぶことになります。
パンチャシラ(インドネシアの国是とする5原則:神への信仰・民族主義・民主主義・人道主義・社会正義)の教育が小学校から行われ、そのほかにPramuka(ボーイスカウトに近い組織)と称して小学校の低学年からしつけや人間関係について学びながら学校外で活動することが多くあります。
なお,放課後に有料で課外授業を受けることもできます。
また、私立学校では、カトリック系、プロテスタント系、仏教系、など各宗教理念に基づいて運営されている学校が多数あります。
高校以降に大学受験を考えるご家庭は、日本人学校に行かれる方が多いようです。