昨今のグローバリゼーションや日本企業の技術力の台頭により、大企業だけでなく中堅中小企業にも世界進出が活発です。
むしろ、日本国内における少子高齢化、労働力減少、期待できない経済成長を勘案すれば、海外マーケットを取り込んでいくという動きは至極当然であると言えます。
中国の成長減速が囁かれている中、チャイナプラスワンとしてタイ、特にその首都であるバンコクに進出する企業は増加傾向です。
そこで、現地法人設立におけるメリットとデメリットを簡単にお話します。
【メリット】
まず、日本企業が多いことです。タイにおける大洪水が起きた際、被害を受けた企業数を見て「こんなに日本企業が進出しているのか」と驚かれた方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
日本企業が多いので「横のつながり」をしっかり持てます。また、メガバンクを中心に金融機関も進出しているため、決済面でのサポートも心配不要です。
【デメリット】
タイ全体に言えることですが、一言で申し上げると「タイにおける未成熟業界への海外資本の進出」に規制があります。要するに自国企業の保護です。
進出する業界によっては、現地企業との合弁企業を設立など検討する必要があります。