シンガポールで富裕層顧客、富裕層顧客を狙う企業を対象にビジネス展開をするHighNetWorthLab社の事業経験からシンガポールに法人を持つことの重大な意味をとりまとめました。
1:マルチカレンシー取引
日本にいるとどうしても円取引が多くなります。よっぽどの大企業じゃないかぎり為替相場なんて気にしないでしょう。シンガポール法人ではもちろん原則シンガポールドルでの取引となります。が、UDドル、ユーロでの取引もごくごく当たり前、となります。簡単に言うと取引そのものがグローバルになるわけです。これは次の副次的な効果も生み出しました。
2:競合参加が増える
ドル取引にアタマがなれると、Linkedin他のサイトを通じて、ドルで提示する見積もりに自然に参加しよう、という気になってくるものなのです。日本でもあるにはありましたが年間に数える程度。これは想像していなかった点でした。
3:買収、という言葉が普通になる
もっとも驚くのが、M&Aの対象として会社が存在していることを常に感じる、ということです。気軽な売った買ったは好みませんが、事業の出口のひとつとして会社売却は有効な手段です。この手の話のそばに常にいるので、会社の価値そのものがどうやったあがっていくかということを常に考えるようになります。
人生一度きり。シンガポールで外資系企業やってみるのもチャレンジングです。5