写真:©Philstar
フィリピンでは5,000万ドル(約55億円)以上の資産のある超富裕層人口が、今後5年以内に今の2倍になると見込まれ、中国に次ぐ成長の早さとなる。グローバル 不動産コンサルティング会社のKnight Frank報告によると、フィリピンの超富裕層の数は2017年の310人から2022年の570人に84%拡大しており、今後5年間に260人の新しい超富裕層が出現すると見込まれている。
同国の富裕層人口の成長率は、2022年までに超富裕層人口が104%増えると予測されている中国に次ぐ世界第2位の高成長となっている。ナイト・フランクでは 不動産業界が成長を促進していることや、 経済のファンダメンタルズが強いことから、今後もフィリピンへの中国投資の流入が続き経済成長が加速されると予測している。
現在、富裕層が資産を増やした主な要因は不動産によるものだが、今後は小売、オフィス、ロジスティクス/倉庫、インフラ、ヘルスケアといった分野からも富裕層が生まれる可能性が高いと注目されている。フィリピン人富裕層は一般的には資産を不動産と現金、株などに分散しているが、今後は芸術、ワイン、宝石、時計、高級車などに投資することが見込まれている。
レポートによると、フィリピン人富裕層は子供たちに アメリカやカナダ、シンガポール、オーストラリア、香港など諸外国で大学教育を受けさせていることから、海外での不動産投資も増加傾向にあるという。
参照:Ultra Rich Philipinos seen doubling 5years
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