タイのセントラルグループがロングステイの富裕層を対象にプーケットに商業施設を開店

写真:©Adobe Stock
タイで有名デパートを運営している、流通大手のセントラル・グループの商業施設開発・運営部門は、タイ南部に位置しているプーケットで大型商業施設「セントラル・プーケット」では購買力の高い外国人旅行者や出張者を主なターゲットに展開すると発表した。

プーケットの旅行者数は2021年までに年間2,000万人に到達すると予想される中、セントラル・プーケットは、4階建てで、延べ床面積は40万平方メートル。スーパーマ―ケットやスポーツ用品店、映画館やコンビニエンスストアの「ファミリーマート」などのほか、400以上のライフスタイルブランドやレストランが入居する。

施設の一部は順次開業していく計画で、3Dの歩行型アドベンチャーが体験できるアトラクションは11月、2万5,000種以上の生物を展示する水族館は来年第1四半期(1~3月)に開業する。事業総額は200億バーツ(約680億円)で、来場者は外国人旅行者が半分を占める見通しだ。

セントラル・プーケットはロングステイ富裕層観光客に照準を置いた施設になるようで、観光客向けのマーケティングにも30億バーツを投資する計画だ。グループが展開する旅行者向け会員カード70万件のデータベースを活用する。旅行者の中でも、中国や日本などのアジアの富裕層の若者やロシアや欧州の長期滞在者、出張者をターゲットにする。

参照:NNA

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