食の衛生管理態勢が低い中国 富裕層は日本食品を取り寄せている

日本の農林水産物の主な輸入相手国は、以下のようになっている。

1位 米国 1兆7116億円

2位 中国 1兆2110億円

3位 タイ 5694億円 (2017年統計結果)

大豆や烏賊など“中国依存”している食品は多い。中国ではまだまだ食の衛生管理態勢が進んでいないのが現実で、日本でもたびたび中国の食品衛生が話題となっている。中国は、社会主義国家でありながら資本主義経済が導入されており、倫理意識も低い。気にくわない客がいたら丼の中に唾を吐きだすローカル店もあるのだ。

賄賂が横行しており、お金さえ積めば希望の申請書を作成してくれることも少なくなく、管理の不徹底が見逃されている。中国人でさえも、自国の食品に対して危機感を抱く人が増えており、野菜は農薬除けのために洗濯機で野菜を洗う習慣があるほどだという。

一方で、富裕層はかなり気を配っていて、富裕層向けの高級食材スーパーでは、QRコードを添付したトレーサビリティーの仕組みが導入され、食品の安全を求めている人が多いという。日本の安全な食品を取り寄せる中国富裕層も珍しくなく、国内の空港で、手荷物で野菜や果物を持っている人も多くみられるのはそういった理由があるのだろう。日本人が中国食品を食べ、中国人が日本食品を食べるという逆転現象さえ起きているのが現状だ。

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