二十一世紀に入ってからの中国の経済発展は目覚ましいものがあり、富裕層を中心に中国へ移住する方が徐々に増えています。基本的に移住する場合には、沿海部の大都市が候補になります。さらに、その沿岸部の都市の中でも大連が日本人の富裕層にとって、移住に最も適した都市です。
そもそも、大連は遼寧省の南端にある港町で、元々は漁港として栄えましたが、歴史的に帝政ロシアがパリを参考にして都市建設を開始して、戦争後に日本が引き継ぎ発展に貢献した都市です。対外的な港町という雰囲気があり、和と洋が混じった独特の空気感を持つ都市になっています。
大連は綺麗な海に囲まれているため、中国では珍しく新鮮な海の幸を食べる事が出来て、風光明媚な観光都市としても有名です。人柄が温和で東北人のような市民性で、さらにはとても親日な地域です。日本の時代に建設された建物が残されて今でも使われており、日本の中古路面電車も走っているなど日本の空気を至るところで味わう事が出来ます。