注文住宅や断熱材事業などのヒノキヤグループは、建設や病院・幼稚園運営などへの投資を手掛けるベトナムの地場企業テクニカル・ワールド・グループ(TWG)と組み住宅開発に乗り出す。
第1弾としてホーチミン市南部ビンチャイン郡で低層住宅約50戸を開発する。ヒノキヤとTWGは来年春ごろにビラとタウンハウスの建設を開始し、来年中をめどに完成させる。販売価格は最終決定していないが、中間層から富裕層にかけてのベトナム人をターゲットに据える。敷地内には日本風の緑地スペースも設置する。
またヒノキヤグループが開発した断熱材を生かした空調システム「Z空調(ゼックウチョウ)」といった技術も取り入れる方針だ。ヒノキヤとTWGは22日、ホーチミン市内で戦略的パートナシップの署名式を開催した。
ヒノキヤは2015年にハノイにヒノキヤベトナム社を設立し、注文住宅の顧客向け資料を作成している。また北部ハイフォン市ではプレキャストコンクリート(PC)パネル工場の建設を予定しており、年内の稼働を目指している。今回の低層住宅には使わないが、今後はPCパネル工法による住宅開発を検討する。ベトナムの住宅市場には日本とは全く違う勢いがあると評価し、第2弾以降のプロジェクトにも意欲を示している。
参照:NNA ASIA
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