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インドや中国の富裕層増加が著しい昨今、アジアの富裕層は、世界のどの地域よりも早いペースで資産を増やしている。
キャップジェミニが発表したワールド・ウェルス・レポートによると、経済成長の加速と株式相場の上昇などに伴い、世界では計70兆2000億ドルと過去最高を更新したという。なかでもアジア太平洋地域の純資産額(個人)は2017年に約15%増加し21兆6000億ドル(約2370兆円)だった。なおレポートによると、対象となる個人は、投資可能資産100万ドル以上の保有している超富裕層と定義している。
アジアでの億万長者の増加を受け、DBSグループ・ホールディングスやクレディ・スイス・グループなどの金融機関は同地域内でプライベートバンキング業務の拡大を進めている。中国やインドなど、アジアの新興市場が成長の原動力となり、世界の富は2025年までには100兆ドルを上回るペースで増えるものとみられている。
参照:Bloomberg
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