Bank of Singapore体験記② 安定運用派に朗報! 注目のオーストラリア不動産ファンド海外生命保険にも妙味あり

目標利回り4~6%の方にお勧めな投資は、従来通り厳選した債券ポートフォリオが資産配分の中核となるが、もう少し高いリターンを求めるなら、最近のお勧め商品は、現在組成中のオーストラリアの私募不動産ファンドだそうだ。

バンカーの小林氏が語る。

「アジア先進国の一つ、オーストラリアの不動産は高い透明性、流動性、利回りから安定した人気が続いてますが、我々のクライアントの中には新しくできたオーストラリアの上級投資家ビザ(Significant Investor Visaという永住権)取得を目的にこのファンドに投資する方も多いです。
信託形式なのに数多い選択肢から投資物件を自分で選べる点や、異国での物件管理、家賃の税務申告などの手間が無い点も注目されている理由のひとつです」。

また、やはり海外生命保険も魅力的な商品の一つのようだ。

「先祖代々築き上げてきた資産とビジネスを適切に承継していくことは、相続贈与税が高い国にいる我々のクライアントはもちろん、相続贈与税が無いシンガポールのクライアント達にとっても共通の課題です。
世界中の富裕層のこういったニーズに応えるのが富裕層向けのユニバーサルライフ保険。
マス向け、特定国向けの保険と違い、大きな終身保障に加え、運用商品としても安定して高い利回りを期待できます。
我々はその保険証券の価値を厳しくモニタリングしているので、保険証券を担保としていつでも使途自由の融資を有利な条件で提供することが出来ます」とは小林氏の上司のデニス氏。

当社は年に何度か、シンガポールの税制をダイレクトに紹介するセミナーを企画している。
私の居住者としての実感値をお話しさせていただく他、Bank of Singaporeからもトークゲストを招いて詳しくメリットを披露したいと考えている。

乞うご期待!


デニス・チュア 氏
プライベートバンカー歴16年。
ここ6年はBank of Singaporeのシンガポール/マレーシア市場のトップを務める。
現在は日本市場を担当。

小林 亮介 氏
大和証券に入社後、支店、本店営業部を経て米国へMBA留学。
帰国後、本社プライベートバンキング部、大和キャピタルマーケッツシンガポール、UBS AG、Bank of Singaporeにて、計20年以上プライベートバンカーとして一環して日本と東南アジアの富裕層顧客を担当。

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