プライベートバンク。
もはや説明の必要もないだろう。
富裕層一人一人に個別の担当者が付き、資産運用、資産保全のトータルアドバイスを提供してくれる。
今回はシンガポールのプライベートバンクの雄、Bank Of Singaporeに焦点をあてる。
シンガポールの税制はやはり魅力に溢れている
息子の高校入学もあり、シンガポールに居住をはじめて4年。
この間、以前より聞いていたシンガポールの税制面の魅力を個人、法人ともに味わうことになった。
これが私の偽らざる実感だ。
個人所得税の最高税率が17%、法人税の最高税率が少しあがったというものの22%。
とはいえ、様々な控除の仕組みがあり実効税率は実感値としては5%前後。
これが私の経験したシンガポールの優れた税制だ。
もちろんキャピタルゲイン課税、相続税、住民税という概念が存在しないことは、もはや富裕層の常識となっているだろう。
支払う税金の実効税率が結果的に低いこと、支払わなくてよい税金の種類が多いこと。
これがシンガポールをシンガポールたらしめた大きな理由のひとつであることは間違いない。
シンガポール税制を最も知っているプライベートバンク
そのシンガポールのプライベートバンクの雄がBank Of Singaporeである。
アジア最大の銀行OCBC銀行の子会社で、従業員1,200人(内プライベートバンカーが350人)、1万人以上のクライアントを有する、アジア最大のプライベートバンクだ。
グローバルな投資商品の提供、包括的なウェルスマネジメントサービスはもちろんのこと、この銀行の最大の魅力は、日本人担当が15名(アシスタント含む)いることだろう。
プライベートバンキングにあまり慣れていない日本人にとっては、これは最後の最後で効き目のあることだという実感も私の偽らざる本音だ。
多額のお金を預けるのだ。
当然そういう気持ちになるだろうし、また実際にそのようだ。