スリランカの教育制度

アジアの中でもトップの識字率

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スリランカの教育は2000年以上の長い歴史を持ち、今日ではその憲法においても教育の基本的な権利が保障されています。
スリランカの識字率は、スリランカの言語・文化でご紹介した通り、92.5%で、これは他の第三世界の国々と比べて極めて高い数字で、南アジアでは最も高く、アジア全体で見ても高い数字です。

5段階の教育制度

スリランカの教育は、初等教育、ジュニア・セカンダリー、シニア・セカンダリー、collegiate、高等教育の5段階から構成されます。

初等教育

幼稚園: 4〜5才
グレード1: 5〜6才
グレード2: 6〜7才
グレード3: 7〜8才
グレード4: 8〜9才
グレード5: 9〜10才 – Scholarship Examination(英語版)
初等教育は5〜6年(グレード1〜5)で、終了時にはScholarship Examination(英語版)と呼ばれる全国試験が存在します。この試験の結果により、生徒はより良い学校に進むことができます。

中等教育

 

ジュニア・セカンダリー(ミドル・スクール)

グレード6: 10〜11才
グレード7: 11〜12才
グレード8: 12〜13才
グレード9: 13〜14才
ジュニア・セカンダリーが4年間(グレード6〜9)となっています。
スリランカの法律では、全ての子供達にグレード9までの教育が義務づけなれています。
それ以降は、学業を続けるか、仕事に就くかを選ぶことができます。

シニア・セカンダリー

グレード10: 14〜15才
グレード11: 15〜16才 – GCE-Oレベル(英語版)試験
シニア・セカンダリーが2年間(グレード10〜11)続きます。そして、今度はGeneral Certificate of Education(英語版) (G.C.E) のOレベル(英語版)試験と呼ばれる全国試験に臨むことになります。
教育省は全ての生徒がGCE-Oレベルまでは学業を続けることを強く推奨しています。

Collegiate

グレード12: 16〜17才
グレード13: 17〜18才 – GCE-Aレベル(英語版)試験

高等教育

高等教育を希望する生徒は、collegiateで2年間の教育を受け、GCE-Aレベル(英語版)試験に挑まなければいけません。
そのため、GCE-Aレベル試験はスリランカにおいて大学入学試験としての意味合いを持ちます。
スリランカには様々な民族集団が存在しますが、多くの学校ではシンハラ語だけ、あるいはタミル語だけで授業が行われてます。
コロンボやキャンディといった大都市のエリート校では、シンハラ語、タミル語、それに英語での授業が行われます。

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