富裕層だけじゃない?日本の不動産を買いたがる中国人

写真:©Adobe Stock
家を買うことに異様なこだわりを持つ中国人。
余裕がなければ親に資金援助してもらってまで購入したり、きついローンを組だりしてでも若くして家を買う中国人のターゲットは、最近は日本に向けられているという。

何億円もするマンションを2軒同時に現金で購入するなど、近年中国人による不動産の爆買いが見られると。日本で家を買う理由について、中国と違って土地の所有権を得られることや、価格が中国の北京などの大都市よりも安く良い投資対象であるため、日本で不動産を購入すると紹介している。しかし、なぜ中国人は家を買うことに、そこまで固執するのだろうか。中国では、教育、医療、保険といったサービスが家を買って戸籍を手に入れることで受けられるため、家を買えば家庭が手に入るという安心感があるのだという。

しかし、日本人が日本で不動産を買うにも一苦労なのだが、中国人が日本での不動産購入が安易かといえばそうではない。
第一に永住権のない外国人がローンを組むのは容易ではなく、仲介業者の信用性が確認しにくいことや税金や管理費などに思いのほか費用がかかることなど、購入にはリスクもある。一部の富裕層は、信じられないほど気軽に不動産を購入するだけの財力を持っており、実際に家を見もせず写真などの情報だけで購入する人もいるという。不動産の購入意欲が低下している日本に代わって、中国人が不動産業界を潤しているようだが、中国人による土地購入には日本人にとってのリスクもあり、文化習慣の違いからトラブルも発生しやすい。

諸外国では、増えすぎた外国人への規制で、外国人名義の土地は購入できなくなったが、今後は日本でも同じような規制が必要になってくる日も近いかもしれない。

参照:Search China

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