クールジャパン戦略は世界に日本独自の文化やビジネスモデルを発信しその発展を支援するとともに、日本の企業の新たな世界での活動拠点を見出すものとして注目されています。特にその対象として注目されているのが発展途上国と言われている東南アジアの国々です。
中でもマレーシアは古くから日本とは有効な関係にあり、日本も教育関連の支援などを通じて古くから交流を深めてきた経緯があります。
またマレーシアの人びとも日本に対して好意を持っており、長きにわたり良好な関係を築いています。
そのためマレーシアに対するクールジャパン戦略はクールジャパン戦略の中でも非常に先駆的な意味合いがあり、古くからの友好国マレーシアならではの部分が多々あります。一般的には盤石な体制で新たな市場に対峙する必要がありますが、今回は既存の日本企業の商業施設をクールジャパンのコンテンツの発信基地として再構築することでその情報発信を行うという試験的な要素を持ったものとしてその動向が注目されています。
又、この店舗においては従来では単独ではなかなか展開の難しかった中小企業の製品や技術なども展開されることで、より深い意味での日本文化の海外進出という意味合いでも高く注目されています。