富裕層にとって当たり前のスイートルームが不足している日本のホテル事情

2月1日に政府から示された「IR整備法施行令(案)」では、IRの中核をなす施設の基準や要件が、具体的な数字をあげて示されている。

注目されるのは、ホテルに関する条文。「全ての客室の床面積の合計が、おおむね100,000㎡以上であること」と明記された。ちなみに地下3階地上30階のグランドニッコー東京 台場が床面積123,775㎡だ。

さらに、「客室の総数に占めるスイートルームの割合や、その最小床面積が適切なものであること」と、
ハイグレードな客室の設置をIRの要件にあげている。

日本のビジネスホテルのシングルルームの広さは10㎡~12㎡といったところ。IRでリゾートムードに浸るには、最低でもこの3倍以上の広さが要求される。帝国ホテルのスーペリアルームが32㎡。安倍首相がお気に入りのグランドハイアット東京は、標準的な客室が42㎡だ。たとえば、マカオの4つ星~5つ星ホテルはこのレベルがスタンダード。クラブフロア(特別階)の専用ラウンジやフィットネス施設には高級感が漂っている。

昨年、3,100万人を超えた訪日外国人客のうち、838万人、26.9%を中国からの旅行客が占めていた。そのなかでも富裕層はスイートルームを好んで利用する。マカオのモーフィアス・ホテルのエグゼクティブ・スイートは80㎡以上。グランド・スイートは151㎡で、カジノで高額の賭けをしてくれる“ハイローラー”には、広くゴージャスな部屋が用意されている。

IRの稼ぎどころがカジノであることは疑いようもなく、そのお客さま=海外からの富裕層へのおもてなしが、日本版IRの発展の大きなカギを握っている。

記事元(ZakZak)はこちらから

関連記事

  1. インドネシア不動産投資についてのメリットとデメリット

  2. シンガポール

    シンガポールの不動産投資状況

  3. シンガポール企業の動向とビジネスチャンスが広がる日本市場参入

  4. アジアの富裕層を描いた恋愛コメディ、思いがけない観光ブームを生んだそのわけとは

  5. カンボジアでの法人設立における法規制は?

  6. サムイへの直行便が日本市場参入しない理由とその動向について