フルン総合研究所によると、中国の富裕層の消費者物価指数は、2018年6月に4.1%上昇し、6月の中国全人民元指数の1.9%の成長率をはるかに上回った。これは、2006年以来、12年連続、中国の富裕層の個人指数が89%上昇したことを示している。高級な種類、たばこ、紅茶の価格は、昨年の2.6%の成長となり、今年12%の最高値を記録した。
富裕層向けアクセサリーやスキンケア製品は、今年7.2%の価格上昇を見せ、レジャー用品は5.6%価格上昇した。時計や宝石の費用は今年も3.8%の伸びを続けているが、不動産は昨年の16.6%の成長と比較して冷え込み、3.4%という僅かな上昇にとどまった。
アナリストは為替レートとマクロコントロールに大きく左右されているとみている。高級車の価格は今年3.1%上昇し、医療とハウスキーピングは1.8%と小幅ながら上昇した。結婚式のお祝い等のサービスは2.7%と価格は下がり続け、ヨットや飛行機の価格に関しても今年は5.9%下がった。
報告書によると、108のサンプル品目の39%は輸入品である。胡錦濤国家主席は、昨年同時期と比較して人民元が上昇したことで、ヨーロッパや北米から多くの品物を購入できると述べた。ギフトリストのトップ10にランクインしているのは、Appleは依然として人気だが、豪華な酒類メーカーのMaotaiが、唯一の中国ブランドで5位に続ランクインした。
富裕層の消費行動としては、レジャーの中で乗馬に次いでセーリングが人気のある。スポーツでは、スイミング、ゴルフ、ランニング、バドミントンは、男性富裕層の好きなスポーツで、女性はスイミング、ヨガ、ランニングを好んでいる結果となった。
旅行先として、モルディブは最も行きたい旅行先のリストとなり、日本は今年2位、米国は6位となった。
2017年のフルン総合研究所によると、中国国内で2017年1月1日までに6百万元(877,706米ドル)以上の財産を所有していた富裕層世帯数は1.27百万人。3億6200万人が600万元の投資資産を有していた。投資可能資産1,000万元を含む、1,000万元以上の資産を持つ高所得世帯は、147万人に上り、9.7%増加した。1億元以上の超高額資産家庭は、11.6%増の99,000人、うち59,000人は1億元の資産を所有している。3,000万ドルの財産を保有する国際的な超高純資産額は13.3%増の6万5000台に達し、3万9000世帯は3,000万ドルの投資財産を有している。
中国のユニコーン企業の増加に伴い、今後も中国の富裕層人数は増加の一途をたどるとみられている。
参照:China Daily
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