現在、インドネシアでは外国人個人が合法的に土地などの不動産購入をすることはできません。どうしても欲しいということであれば、借地権か、インドネシア人の知人の名義を借りる、法人名義で購入する。あるいは、ディベロッパーと契約締結をして土地や物件などの権利を一定割合で購入するといった方法しかありません。
但し、外国人個人に不動産購入の権利が認められていないのは大きなリスクではありますが、近い将来において、インドネシアの不動産関連法規が変更され、外国人個人に不動産購入権が認められるということになると、これまで、インドネシアの不動産投資を抑制してきた大規模ファンドや多数の個人投資家が一気に参入し、土地などの不動産価格が急激に上昇することが考えられます。
しかし、やはり現在のインドネシアの不動産購入をするのは、ハイリスク・ハイリターンを覚悟する必要があります。外国人個人への不動産投資に対する制限を考慮すると、現在インドネシアの不動産購入は投資と言うよりむしろ投機に近いのが最大の注意点です。「博打感覚」で余っている資金をゼロリターン覚悟で投資するならば、実に面白い不動産投資ができる可能性があるのがインドネシアの不動産購入と言えるでしょう。