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キャプジェミニの調査によると、Amazonやアリババ、GoogleなどのBigTechが、ウエルス・マネージメント(富裕層向け総合金融サービス)へ本格的に参入するかは不明確だが、業界をリードするウエルス・マネージメント企業(インタビュー対象企業の約4分の3)は、BigTechが業界でより大きな役割を果たすことへの準備として、今後2年以上にわたりインテリジェント・オートメーションや人工知能(AI)のような革新的な技術に投資をする意向だ。
BigTechの参入で、最も可能性の高いアプローチは、既存企業とパートナーシップを構築し、製品やサービスをホワイトラベルとして導入し、ウエルス・マネージメント企業がバックオフィスやミドルオフィスのプロセスをサポートするモデルを採用することだ。
BigTechのエントリー・モデルとその時間軸にかかわらず、ウエルス・マネージメント会社は将来への投資方法を変える必要があると同時に、従来の予算管理モデルからよりダイナミックなポートフォリオ・ベースのアプローチに移行する必要があると、報告書は強調している。
キャプジェミニの最新のWorld Wealth Report 2018では、世界的な富裕層(HNWI)の50%以上がBig Techの富の管理に関心があることを発見した。 アジア太平洋地域のHNWI間の利害関係は、ラテンアメリカに次いで2番目に高い81.5%となっていて需要の高さが証明されている。
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