日本文化をアジア富裕層向けにパッケージング。茶室輸出で勝負する

写真:©Kyoto Design Award 2015
海外での日本ブームを追い風に、生活に日本文化を取り入れようとする香港や中国の富裕層が増加している。

日本らしい繊細な技術や和の文化である和室。
兵庫県姫路市の建築会社「宍粟住建」は、木造住宅の設計や施工を得意としており、2015年に公益社団法人京都デザイン協会が主催するコンテストに二畳の組み立て式茶室「清香庵」を出品。「京都市長賞」に選ばれた。他の入賞作とともに香港貿易発展局が主催する現地の展示会へ出品されたことを機に、海外への茶室の輸出に乗り出した。

和食や観光だけでなく、日本的なものに対する人気は高まっている。確かにシンガポールの富裕層顧客の自宅にも和室や茶室が多くみられるようになっていることを考えると、今後も海外市場の伸びしろは大きくなっていくものと思われる。

和風建築も国内では競合しているが、海外富裕層向けならば可能性がある。国内でも、くぎを使わない組み立て式和室を輸出している企業もあり、独自の和室で販路を拡大している。

参照:神戸新聞Next

ルート・アンド・パートナーズでは東南アジアや欧米豪の富裕層をはじめ、富裕層マーケティングリサーチや富裕層を顧客とすることを目指した企業に対する多方面の戦略コンサルティングオプションを保有しています。詳しくはルートアンドパートナーズへお問合せください。

関連記事

  1. 止まらない中国メインランド富裕層の香港不動産所有熱

  2. 大塚家具、富裕層向け高級羽毛布団を中国実店舗で販売

  3. 北海道新聞社タイのサイトで道産食材を富裕層へ向けてPR

  4. バンコクで不動産購入する際の注意点

  5. モルディブに複数の島々で構成される新たな複合型リゾート

  6. ミャンマー不動産、復調の兆し