2018年にアメリカで公開されたロマンティック・コメディ映画『クレイジー・リッチ!』(原題:Crazy Rich Asians)。この映画ではシンガポールの富裕層の生活も描かれているが、実際のシンガポールの富裕層は何にお金を使っているのだろうか。
「Credit Suisse Global Wealth Report 2017」によると、シンガポールには152,000米ドルの億万長者が居住しており、人口560万人の約2.7%が富裕層だという。
2018年のフォーブス誌のリストには、不動産業界の大物ロバート・ニー&フィリップ・ニー兄弟(11億9000万米ドル)、日本ペイントホールディングスの株主であるゴー・チェン・リャン(85億米ドル)、ホン・レオングループ会長クウェン・レン・ベンとその家族(76億米ドル)などが名を連ねている。
シンガポールの富裕層コミュニティは、大別すると「有名人」「社会人」「幹部」の3つに分けられるという。「有名人」コミュニティに属する人々は、自分たちがおこなっていることを世界に発信するために、SNSに投稿することを好む。「社会人」コミュニティに属する人々は、社交的でプライベートなイベントに出席し見聞を広めることを好む。「幹部」コミュニティに属する人々は、ビジネスネットワーキングを増やすことを好む。
どのコミュニティに属する人々も、共通して食に対する関心が高い。シンガポールの裕福な都市には、「Cut by Wolfgang Puck」「Waku Ghin」「Tong Le Private Dining」など、富裕層に人気のあるレストランが多い。特に、単に食事をするだけでなく、スリランカ料理教室や東京の有名寿司店での料理体験など、現地での料理体験に対する関心が高まってきている。
また、シンガポールの富裕層の多くは、美術品、時計、車、ワイン、ジュエリーなどをコレクションしている。特に超富裕層と呼ばれる方々は、プライベートジェット、プライベートヴィラ、プライベートヨットなどを所有しているケースが多い。これは、特に富裕層ファミリーの間で、プライバシーが保護されることや独占的に利用できることを重視する傾向にあるためだ。
上記は、シンガポール富裕層のひとつの側面ではあるが、シンガポールの富裕層を呼び込む、シンガポールに進出するなどのときには、ターゲットを明確にし、しっかりと富裕層調査(リサーチ)を実施してニーズを把握することが重要だ。
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