シンガポールの幼稚園事業最大手マインドチャンプス・プリスクールが、香港の投資会社「首控集団」と共同で、約210億円のファンドを設立した。ファンド名は「中国幼稚園ファンド」で、ファンドの資金は中国国内での幼稚園の設立や買収の費用に用いられる。
マインドチャンプスが進める国際展開の一環で、近年急成長を見せている巨大市場の中国で教育熱心な富裕層を対象に、英語と中国語のバイリンガル教育の提供を目指す。デロイトトーマツの調査によると、中国の幼児教育市場は2020年には5,400億元まで市場が拡大する見通しだ。
また、首控集団とは投資ファンドだけでなく、幼稚園運営の合弁会社も設立する計画で、2018年に北京で最初の幼稚園を開園し、その後大都市に順次開園していく予定。
マインドチャンプスは2017年末にミャンマーやベトナムなどで現地企業などとフランチャイズ契約を結んで海外進出をおこなっている。
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